暴動
2007年12月27日夜から、パキスタン南部のカラチをはじめとして、東部パンジャブ州のラホールや北西部のペシャワルなど少なくとも7都市で暴動が相次ぎ、28日未明まで全国で14人が死亡した。
これを受け、南部シンド州治安当局は、暴徒を銃撃する権限を与えられた。
葬儀
28日早朝、ブット元首相の家族は、滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイから急遽イスラマバードに帰国し、ブット氏の遺体を地元である南部シンド州に運んだ。午後には、同州ラルカナ近郊で葬儀が行われ、遺体は1979年に軍事政権に処刑された父ズルフィカル・アリ・ブット元首相ら先祖が眠る霊廟に埋葬された。
周辺国
インドの国境警備隊は厳戒態勢に入った。パキスタンの不安定な情勢が国境を越えて波及し、インド国内で過激派勢力の活動が活発になるのを警戒した措置とみられる。
首謀者
パキスタン内務省報道官は28日、国際テロ組織アルカイダの関与を指摘した。アルカイダの幹部が部下に対して暗殺をたたえた会話を傍受、録音していたことを明らかにした。
格付け
格付け会社のムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とも、パキスタンのソブリン格付け(国自体に対する格付け)をブット氏暗殺後も変更していないが、今後政情が不安定になるようなら引き下げることを示唆。
市場
金、原油が上げ、ドルが下落。
27日のCOMEX金先物2月限は、一時1オンス=835.50ドルまで上昇し、2.30ドル高の831.80ドルで取引を終了。また、NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)原油先物2月限は、一時97.79ドルまで上昇し、0.65ドル高の96.62ドルで引けた。(ブット氏暗殺に加え、米原油在庫の予想以上の減少と、トルコ軍によるPKK掃討などによる地政学的緊張も材料)
2007年12月29日
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